「認知症カフェ」をご存じですか?
認知症カフェとは、認知症のある人やご家族、地域住民、医療・介護・福祉の専門職など、誰もが自由に集い、交流できる地域の居場所です。オランダで始まった「アルツハイマーカフェ」を源流とし、世界各国へ広がり、日本でも厚生労働省が設置を強力に推進したこともあり、現在では全国各地で展開されるようになりました。
認知症カフェは「認知症のある・なしに関わらず誰もが自由に参加できる場所」という特徴がありますが、実際、これだけ数が増えるとカフェのスタイルはさまざま。
「参加したいけれど・・どこへ行けばよいのかわからない。」
このような相談を受けることは少なくありません。
そこで今日は、自分や家族の目的に合わせてうまくカフェを選べるように、認知症カフェを有効に活用するための3つのポイントについて、個人的見解からお話しいたします。
認知症カフェへ参加しようと思った時点では、明確な目的が決まっていない方も多いでしょう。しかし、最初に「誰のために、何を目的にカフェを活用したいのか」。カフェに求めることを考えてみることで、カフェを選びやすくなります。
例えば、
など、漠然とでも良いので、「認知症カフェで何を得たいのか」を考えることが最初の一歩になります。
最近では、自治体のホームページや地域包括支援センターなどで、地域の認知症カフェ一覧やパンフレットを入手できるようになっています。
上記した①「認知症カフェに何を期待するか」を考えたら、次に、地域にどのような認知症カフェがあるのかを知り、それぞれの主催者や活動内容に目を通してみてください。
認知症カフェの主催者(運営母体)は、近年、認知症疾患医療センター、地域包括支援センター、社会福祉法人、介護事業所、介護老人福祉施設、ボランティア団体、家族会など多岐にわたりますが、
など、主催者や運営母体により、どの情報に詳しい専門職が参加しているのかがある程度想定できます。逆に言うと、そこに集まる専門職も、場所によって大きく幅があるということです。
もし迷われたら、パンフレットが置いてある地域包括支援センターや役所の窓口スタッフに、直接希望をお伝え頂いても良いかと思います。
次に、目的に合いそうな認知症カフェが見つかったら、一度見学されることをおすすめします。
近年では、認知症カフェは公共施設や医療機関だけでなく、地域のカフェや、ショッピングセンターなど、日常生活の延長にある場所でも開催されるようになっています。
私たちの法人では、スターバックスコーヒーやマクドナルドの店舗にご協力をいただき、認知症カフェを開催していますが、これは、住み慣れた暮らしの延長線での開催により当事者参加を促進するためです。
開催場所は、アクセスのしやすさ、カフェに誰が集まりやすいかにも影響します。一度見学参加されることで、ご自身が通える場所かどうか、またどんな方が参加されているのかが、わかるかと思います。
「認知症カフェ」がうまく活用できると、ご自分のニーズに合った地域資源としてその価値を最大限に発揮してくれると思います。ご参考になれば幸いです。
■執筆者情報
この記事は、医療法人バディ公式LINE「ケアコミ」の内容を引用しております。