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全米医学アカデミー(NAM)主催の国際コンペ「HLGC 2026」にてセミファイナリスト選出・登壇 | 音声AIによる認知機能セルフチェック技術を世界へ

作成者: 日本テクトシステムズ株式会社|Oct 30, 2026, 12:00:00 AM


 

日本テクトシステムズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:生田目 知之、以下、日本テクトシステムズ)は、米国 National Academy of Medicine(NAM:全米医学アカデミー)が主催する健康長寿領域の世界的コンペティション「Healthy Longevity Global Competition(HLGC)」の 最終段階「2026 Grand Prize Phase」において セミファイナリスト(Semifinalist)に選出されました。

 

これに伴い、2026年10月20日に米国ワシントンD.C.で開催された国際サミット「Catalyzing Healthy Longevity: NAM Global Innovator Summit」に、当社メディカルソリューション部 部長の木之下 節夫が参加・登壇いたしました。



歴史ある「科学の殿堂」で迎えたサミット

今回の会場となった建物は、全米科学アカデミー(NAS)や全米医学アカデミー(NAM)を擁するワシントンD.C.の由緒ある本部ビルです。

普段は一般の立ち入りが制限される会場の大ホール天井には、美麗なモザイクドームが広がっています。そこには「自然の絶え間なき循環」とともに、「科学とは、産業を導き、病を克服し、真理を照らす永遠の指針である」という設立当初からの理念が刻まれていました。

 

写真:会場大ホールの美しいドーム天井。科学の理念と歴史を伝える銘文が刻まれている

 

世界中の叡智が集うこの厳かな空間で、本サミット内のセッション「Flash Talks: Meet the Innovators」にて、当社が研究開発した「音声AIを活用した認知機能セルフチェック技術」について、各国のトップ研究者、医療関係者、グローバル企業、投資家等に向けてプレゼンテーションを行いました。

 

写真左:「Flash Talks: Meet the Innovators」登壇者リスト

写真右:会場でプレゼンテーションを行う木之下(メディカルソリューション部 部長)



7年間にわたる国際コンペティションの最終イベント

「Healthy Longevity Global Competition (HLGC)」 は、健康長寿に資する革新的な研究・技術・事業を世界規模で発掘・支援することを目的として、米国の最高峰医学研究機関であるNAMが2019年に立ち上げた国際プログラムです。

 

  1. Catalyst Award(第1段階:研究開発の立ち上げ):2020〜2025年に世界中で720件を採択
  2. Accelerator Phase(第2段階:社会実装・実証への推進)
  3. Grand Prize Phase(最終段階:世界の頂点を決定):過去の全受賞者の中から選抜された147件がエントリー

2026年10月20日に開催された「Global Innovator Summit」は、この7年間にわたるプログラムのフィナーレを飾るイベントです。会場では最終選考結果が発表され、Grand Prizeをはじめとする計14プロジェクトへの表彰が行われるとともに、世界約50か国から集まった研究者やイノベーターによる活発な議論が交わされました。

 

当社はこの最高峰の舞台において、過去のグローバル受賞プロジェクトの中から厳選されたセミファイナリストとして登壇の機会を得ました。



音声AIで挑むMCI早期検知技術を紹介

当社は2025年、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の推薦を受け、以下のテーマで Catalyst Award に採択されています。

 

 

採択プロジェクト名:

Research and development of a machine learning model and a self-check application for simple detection of subtle cognitive decline in MCI
(邦題:MCIにおける認知機能低下を簡易に検知する機械学習モデルとセルフチェックアプリの研究開発)

※MCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害):健常と認知症の中間に位置する段階。早期に気づき適切な生活習慣の改善や介入を行うことで、進行を遅らせたり回復したりする可能性がある状態。

 

 

本プロジェクトでは、音声による質問に回答するだけで、専門の検査者や専用機器を必要とせず、短時間で微細な認知機能の変化を捉える技術の研究開発を進めています。

当日の「Flash Talk」では、日常生活上の変化として明確に現れる前の微細な認知機能低下を捉えることの重要性と、スマートフォン等を活用し、短時間・自動化された誰でも手軽に利用できる認知機能セルフチェックアプリの有用性について発表しました。

また、会場ではポスター展示を通じて研究成果を紹介するとともに、各国の研究者やヘルスケア企業関係者との意見交換を行い、海外市場での共同研究・共同開発や社会実装に向けた新たなネットワーク構築を進めました。

 

写真左:歴史ある会場建物のエントランス ・ 写真右:サミット会場の様子



今後の展望

認知機能の低下は、早期に把握して適切なケアにつなげることが重要です。当社は、このセルフチェック技術を単なる早期検知の手段にとどめず、誰もが将来に備え、自身の認知機能の変化に早期に気づき、適切な医療・介護・社会支援にスムーズにつながるための社会基盤の一つとして発展させていきたいと考えています。

今回の Global Innovator Summit で得られた海外研究者・企業等との国際的なネットワークを活かし、今後は国際的な検証や共同研究・共同開発の可能性を検討するとともに、音声AIを活用した認知機能セルフチェック技術のさらなる研究開発と社会実装を推進してまいります。

 

関連リンク

 

National Academy of Medicine (NAM)
公式発表:Grand Prize 受賞者発表ページ(英語)

 

Healthy Longevity Global Competitionについて

Healthy Longevity Global Competition は、National Academy of Medicine が2019年に開始した、健康寿命の延伸に資する研究・イノベーションを世界規模で支援する国際コンペティションです。Catalyst、Accelerator、Grand Prize の各フェーズを通じ、世界50以上の国・地域の研究者やイノベーターを支援してきました。

プログラム公式サイト(英語)