今回インタビューをした地方警察本部では、高齢ドライバーの免許更新時に課される「認知機能検査」において、受検者の不安を和らげ、検査をスムーズに進めるための新たな試みを導入しています。
検査の流れや機器の操作方法を解説する事前の説明動画を放映したことで、現場にはどのような変化があったのか。担当者の方にお話を伺いました。
認知機能検査ではタブレットやヘッドホンを使用するため、導入当初はデジタル機器の操作に不慣れな高齢者の方が戸惑う場面が見られました。機器を装着してタッチペンを持つだけというシンプルな検査ではあるものの、実際にはスムーズな開始を阻む「初期の壁」が存在していました。
~~ 「以前は、検査開始直後に『音が聞こえない』『どうすればいいんだ?』といった声が上がることがありました。多くの場合は簡単な声かけで解決できますが、音量調節やタッチペンの使い方など、最初の操作でつまずく方が一定数いらっしゃり、会場状況によっては個別対応が重なることもありました。」~~
こうした「最初のつまずき」を減らすために導入したのが、検査会場の待ち時間に放映する事前説明動画です。動画では、タッチペンの持ち方、画面の切り替わり、音量調節などを視覚的に分かりやすく案内しています。
~~ 「動画を見ていただくことで、操作に関する質問や確認が以前より少なくなりました。検査自体はヘッドホンとペンをお渡しすれば進められるのですが、事前に流れを把握できることで、受検者の方が安心して開始しやすくなったと感じています。説明員も必要な場面に絞ってサポートに入れるため、会場全体のご案内が安定しました。」~~
認知機能検査では、操作ミスや音量の変化に驚いてしまうなど、受検者が不安になる場面が稀にあります。検査はその場で調整して継続できますが、会場運営としてはできるだけ不安要因を減らすことが望まれます。
~~ 「以前は、音量設定の影響で予期せず大きな音が出てしまい、驚かれるケースがありました。多くはその場で調整して対応できますが、検査員は一人ひとりの様子をより注意深く見守る必要がありました。動画導入後は、開始前に音量調節のポイントを共有できるため、こうした場面が起こりにくくなり、受検者の安心感と検査員の見守り負担の軽減につながっています。」~~
「聞こえにくい」という訴えの背景に、ヘッドホンの装着位置が影響しているケースもあります。装着を直していただければその場で解決でき、検査は問題なく実施可能ですが、事前に周知することで混乱を防ぎやすくなります。
~~ 「特に女性の方などで、髪型が崩れるのを気にしてヘッドホンを頭の上ではなく首の後ろに回して装着してしまうケースがありました。これでは耳の位置がずれてしまい、聞こえにくさにつながることがあります。動画で『頭の上から耳に当たるよう正しく装着してください』と視覚的に示すことで、装着ミスが起こりにくくなり、よりスムーズな検査実施につながっています。」 ~~
現在、検査会場で実際に放映されている動画は、以下のリンクよりご覧いただけます。受検前に流れを確認しておくことで、当日のスムーズな検査に役立てていただけます。
「自社の現場でもこの動画を活用したい」「タブレット式認知機能検査システムの導入について詳細を知りたい」といったご要望やご質問がございましたら、問い合わせ窓口よりお気軽にご連絡ください。
→お問い合わせの際に、【問い合わせ内容詳細】欄に、”タブレット式認知機能検査の事前の動画の件”と記載いただきご連絡ください。
日本テクトシステムズは、「~for peaceful aging~」をコーポレートメッセージに掲げ、すべての人が安心して齢を重ねられる環境、認知症の方も穏やかに過ごしてゆける社会を目指し、高齢者・認知症領域において事業を展開しています。
声による認知機能みまもりツール「ONSEI」や、高齢者運転免許更新時の認知機能検査のデジタルトランスフォーメーションを実現する「MENKYO」など、社会課題解決に向けて、プログラム医療機器やヘルスケアアプリを提供しています。
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