日本テクトシステムズ「MOGI」、川崎医科大学附属病院 認知症疾患医療センターに導入~川崎医科大学での高齢者運転リスク評価指標確立研究にも活用~

2025.08.28

 

【Press Release】日本テクトシステムズ「MOGI」、川崎医科大学附属病院 認知症疾患医療センターに導入

~川崎医科大学での高齢者運転リスク評価指標確立研究にも活用~

 

株式会社ディー・エヌ・エー(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:岡村 信悟)の子会社、

日本テクトシステムズ株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:生田目 知之、以下「日本テクトシステムズ」)が開発した、高齢者運転免許更新時の認知機能検査体験アプリサービス「MOGI」が、川崎医科大学附属病院 認知症疾患医療センターに導入されました。

 

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川崎医科大学附属病院では現在、高齢社会における交通安全課題を解決するべく、科研課題「リアルワールドでの認知機能と道路交通<高齢者運転リスク評価指標の確立>」を推進しています。この研究は、認知機能の低下が高齢者の運転リスクに及ぼす影響を科学的に分析し、安全運転を維持するための有効な評価指標の確立を目指しています。この指標は、超高齢社会において重要な役割を担うと期待されています。

日本テクトシステムズは、今回の「MOGI」の利用結果が研究に活用され、高齢者がより安心して自動車運転を継続できる仕組みが整うことに貢献をして行きたいと考えています。

 

 

川崎医科大学附属病院での「MOGI」の利用について

認知機能の低下は自覚しづらく、気づかない間に生活や運転に影響を与える可能性があります。「MOGI」は、簡単な操作で認知機能のチェックを行うことができるため、ご自身の現在の状態を知るための最初の一歩となります。

川崎医科大学附属病院では、広く地域の皆様にご利用いただけるように病院玄関近くの患者図書室内に「MOGI」を設置しています。通院患者や一般の利用者の皆さんには、認知機能のプレスクリーニングとして気軽に「MOGI」をご利用いただいており、もの忘れ外来への受診を促すきっかけとなっています。

 

利用者からは、「MOGIの体験ができてよかった。もの忘れの実感があり、勉強になった。」といった声も寄せられています。

 

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MOGI」について

MOGI」は、高齢者の運転免許更新の際に行われるタブレット式認知機能検査と同様の検査が体験できるアプリサービスです。

受検者が一人で認知機能チェックを完結できる一方、データ管理者は独自の管理サイトからデータを一括取得できるため、認知機能プレスクリーニングを効率的に行うことができるシステムとして注目され、医療現場や薬局、企業(従業員の管理など)、地域社会における幅広い活用が期待されています。

 

 

日本テクトシステムズについて

日本テクトシステムズは、「~for peaceful aging~」をコーポレートメッセージに掲げ、すべての人が安心して齢を重ねられる環境、認知症の方も穏やかに過ごしてゆける社会を目指し、高齢者・認知症領域において事業を展開しています。

声による認知機能みまもりツール「ONSEI」や、高齢者運転免許更新時の認知機能検査のデジタルトランスフォーメーションを実現する「MENKYO」など、社会課題解決に向けて、プログラム医療機器やヘルスケアアプリを提供しています。

https://systems.nippontect.co.jp/

 

 

会社概要

社名

日本テクトシステムズ株式会社

代表者

代表取締役社長 生田目 知之

本社

〒150-6140 東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア

設立

2015年5月25日 (日本テクト株式会社 認知症領域事業を継承)

資本金

214,000千円

 

 

川崎医科大学附属病院認知症疾患医療センターについて

20124月から川崎医科大学附属病院は岡山県の認知症疾患医療センターの指定を受け、様々な活動を行っています。かかりつけ医の先生と連携しながら専門的な立場から認知症の原因となっている疾患を正しく診断し、適切な治療方針を決定するとともに、介護する方にもケアについてのアドバイスを行うなど、認知症の医療と介護を結ぶ連携の拠点として活動しています。また認知症の人が他の病気を併発した時に、適切な治療が受けられるような窓口としての役割もあります。さらに、認知症について正しい知識の普及・啓発に取り組んでおり、一般市民を対象とした認知症啓発イベント「認知症ウィーク」や市民公開講座「もの忘れフォーラム」を定期的に開催し、専門職の方々には「専門職のためのKAWASAKI認知症セミナー」を提供しています。地域における認知症の連携ネットワーク作りにも積極的に取り組んでいます。

 

院内では脳神経内科が専門外来「もの忘れ外来」、月に一度「運転免許外来」を行っています。臨床心理士による神経心理検査、アルツハイマー病やレビー小体型認知症の早期診断に役立つ脳血流シンチ検査、DATスキャン、PET/CTも行っています。抗アミロイドβ抗体医薬などの新薬の導入や、通常の保険診療で行う治療以外にも、新規に開発された薬の治験などについても積極的に導入しており、最先端の治療を受けることができます。このように、当センターは認知症の人と家族の皆様のため、最善の医療を提供し、適切な介護へと繋がる連携の要となるよう努力しています。

https://h.kawasaki-m.ac.jp/ninchisyou/index.php

 

 

【本件に関するお問い合わせ先】

日本テクトシステムズ株式会社

https://systems.nippontect.co.jp/contact