北海道自動車学校様:MENKYO導入で拓かれる高齢者講習の新しい形
2025.08.08

北海道自動車学校(北海道札幌市)を訪問し、MENKYO導入後のご感想や、高齢者講習におけるMENKYOの活用状況についてお話を伺いました。
100年の歴史を刻む、北海道のリーディングスクール
北海道自動車学校は、大正13年(1924年)に「自動車運転技能教授所」として開設、昭和28年(1953年)には北海道初の公安委員会指定を受け、2024年、創立100周年を迎えた歴史ある自動車学校です。学校法人北海道科学大学を母体とし、地域に根差した交通安全教育に貢献し続けています。
2024年には中の島キャンパス内に新校舎・新コースが誕生。1932年製の初期教習車フォード「モデルB」の展示、最新設備を備えたウェイティングラウンジなど、その歴史と未来への進化を感じさせる空間が広がっています。校舎の2階からは教習車の屋根に記された番号が見えるよう工夫されており、細やかな配慮がうかがえます。
MENKYO導入前の課題
北海道自動車学校では、公安委員会からの委託講習として、初心運転者講習や高齢者講習を積極的に実施しています。しかし、これまでの高齢者講習では、紙媒体で認知機能検査を実施する中でいくつかの課題があったと担当者は語ります。
「以前は、すべての検査が終わるのを待ってから2~3人で採点をしていました。そのため、かなりの時間を要していました。」
また、高齢の受検者には聴覚に課題を持つ方も少なくありません。
「耳の遠い方に合わせて大きな声で説明すると、補聴器を使っている方でハウリングが生じるといったことがあり、その都度、補助の者が個別に説明するなど、対応に苦慮していました。」
MENKYO導入で得られた効果
MENKYOの導入により、認知機能検査の実施は大きく効率化されたとのことです。
「一番は、採点が楽になり、時間短縮ができたことです。MENKYOの利用で、他の受検者の方が検査を進めている最中に、先に終わった方の採点を進められるようになりました。検査後すぐに通知書が印刷できるのも大きなメリットで、全体の処理速度が加速しました。」
さらに、受検者の聴覚に関する課題も解消されました。
「タブレットで個別に音声調整ができるので、耳の遠い方にも補聴器使用の方にも実施がスムーズになりました。個別対応の負担が軽減され、とても助かっています。」
MENKYOがご提供する個別対応における柔軟性が、受検者にとっても、運営側にとっても、大きな利点となっているようです。システム改善のリクエストをいただいた点については、安心してご利用いただけるよう努めてまいります。
新校舎では、高齢の方の足腰への配慮から、高齢者講習を1階で完結できるようにされています。また、開校100周年を記念して交通安全と学業成就を願う「伏木田神社」を建立されるなど、受講者と地域に寄り添う姿勢が随所に見られます。
このような環境整備の中で、MENKYOが、これからも高齢ドライバーの皆様の安全運転支援に貢献できることを願っています。