天候に左右されずに運動機会を確保するには?

2026.01.06

天候に左右されずに運動機会を確保するには?

今日のテーマは「天候に左右されずに運動機会を確保するには?」です。

診察場面で、認知機能・身体機能の維持のために「できるだけ外に出ましょう」「運動しましょう」とお伝えしておりますが、暑さ・寒さなど天候次第では日中の運動機会をなかなか確保できませんよね。

では、上手に運動機会を確保するのにはどのような方法があるのか、いくつか整理して考えて行きたいと思います。

 

   デイサービス・デイケアの利用

言わずもがな…介護保険サービスを利用して運動機会を確保する方法です。激しい運動ではなくとも、毎週決まった時間に運動を行うことはとても有効です!

座ったまま集団体操をするだけでなく、トレーニングマシンを使ったスポーツジムのような施設もありますので、介護保険ご利用中の方はケアマネジャーにご相談いただいても良いかもしれません。

 

   スポーツジム、プールの利用

スポーツジムの利用もとてもおすすめです。幾分自由度が高くなるため、ジムへ行くという行動が習慣化するまでは、パーソナルトレーニングなどを利用することがお勧めです。なぜならば、人と約束することでそこへ向かう動機付けになりやすいからです。また、パーソナルトレーニングを終了しても、ジムに通うことが習慣化されていれば運動が継続できます。

又、プールですが、最近のプールは歩行専用レーンを設けている施設もあります。泳ぐだけではなく、水中ウォーキングが可能です。プールサイドは足元が滑りやすいので注意が必要ですが、比較的足腰に自信がある方はプールの利用もよいかもしれません。

 

  ウォーキング(季節に合わせて、早朝、昼間、夕方等)

近年は、真夏ともなると朝8時の段階で30度を超えることも珍しくありません。夏の早朝のアスファルトがそれほど熱を持っていない時間でも、この温度は大変です。5月〜10月くらいまでの時期は早朝から午前にかけての散歩がお勧めです。11月〜4月の間は、逆に昼間の暖かい時間を選んでのウォーキングが気持ちいいのではないでしょうか。

1年を通して心地の良い季節が少なくなってきておりますが、時季に応じて心地の良い時間にウォーキングができるといいですよね。

その他、自宅でYouTubeやTV体操などもありますが、社会的側面も考慮すると、以下もお勧めです。

 

   モールウォーキング

モールウォーキングという言葉、ご存じですか?これは、比較的大きなショッピングモールの中を散歩するという意味です。空調は適温、休憩場所もたくさんあり、万が一体調が悪くなっても人目はたくさん、助けを求めやすい環境です。突然のお手洗いも問題ありません♪こんな絶好の場はありませんよね。

ショッピングモール自体がこれを公言し、誘致している企業もあります。スタート地点や歩行距離が歩道に呈示されている施設もあるようです。お天気や時季に悩まされることもなく利用できますので、皆様の選択肢の一つになるのではないでしょうか。お近くのショッピングモールを探してみてくださいね。

 

今回の選択肢が、皆様に何か1つでもお役立ていただければ幸いです。

 

 

 

 

■執筆者情報
この記事は、医療法人バディ公式LINE「ケアコミ」の内容を引用しております。

 

廣島先生

 医療法人バディ 認知症部門副部長 

廣島真柄(言語聴覚士・認知症ケア専門士)

都内の総合病院に言語聴覚士として15年以上勤務。主に急性期病院で脳卒中、神経難病の患者のリハビリを担当しながら、認知症疾患医療センターでもの忘れ外来の検査や入院患者の認知症ケアを担当。2021年に医療法人バディに入職。コミュニケーションを主軸とした認知症の非薬物療法に取り組む。

バディ

医療法人バディ https://buddymedical.jp/

2019年設立。横浜市、鎌倉市に3つの脳外科クリニックと認知症部門を展開。2023年より、居宅介護支援事業、訪問リハビリ。2024年より訪問看護部門を開設。